壇蜜(だんみつ)1980年12月3日 生まれ。
もうすぐ40歳の誕生日を迎えようとしている。

29歳でグラビアアイドルでデビューしてから、セクシー系タレントのイメージが浸透している。
そこに至るまではいろんな職業を体験しているが、法医学教室で行われる行政解剖の助手や葬儀社にも努めていた経験があり、人間の死に直接向き合う経験をしている。

「壇蜜」という芸名も「仏壇」と「お供え物(蜜)」から来ているという。

昼間は行政解剖の現場に立ち、夜は銀座のクラブに勤め、29歳でグラビアアイドルデビュー。
世間的に“ふつう”の仕事ではないが、自分が求めているものを信じて道を歩んでいると感じる。

行政解剖とは、自殺や行き倒れなど犯罪性はないものの、不審な死を遂げた人の体を解剖して死因を探る仕事です。
人生でもっとも華やかな日々を楽しめる20代であえて過酷な現場を選択した彼女の心の中は分からないが「死」とは何かを悟りえたのではないかと感じる。

死を感じるのは人間だけ。
人間だけが唯一、他者を慈しみ、祈り、お弔いをする。
ペットとして隣りに居る猫や犬たちが、明日に祈りを捧げることはない。
彼らは「死」も知らないし、昨日と明日のあることも知らないのです。

自らの死を悟った私たちは人間は、みずからの命が生きている事にも気づいてしまったのです。
自分が生きている理由を知った時に、人は強くなれる。

どんな職場で働こうとも。
“ふつう”の仕事でなくても。
人は強くなれる。


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