週末の午後、ある出版セミナーに参加した。
非常に楽しい時間の中に、隣にいる方と「いま直面している課題」ついて話し合うように指示が出た。
学生かな?と思った彼女は、外資系のコンピューター関連の仕事だという。
色々悩みもあるだろうが、おっちゃんに話しやすいような話題「仕事のONと自分の時間OFF」の悩みを打ち明けた。
真面目な性格らしく、新聞の働き方改革や、諸先輩方のお話をよく聞いている、そして頭の中がパンパンになっている。

忙しいんだろうなぁ。
オンとオフを分けて青春をエンジョイしたいんだろうなぁ。
そしてキャリアアップしたい・・・・。

よーく分かる。

講師が壇上で言っていた話がある。
「入試の時に80%の力で大学に入った人と、120%の力で入学した人。
 余裕をもって大学に入った人のほうがカッコいいと思われがちだが、
 本当は必死で勉強した人のほうが、後々その20%分頑張ったご褒美が来るよ」と。

私も同感で、そのご褒美をどのように説明したらよいかを考えた。
働き方改革などは時間軸でのお話。
残業は何時間、週の労働時間は40時間などと説明される。
だから勤務時間が終われば自分の自由な時間だと。

しかし、若いお嬢さんに説明するには、その自由な時間を充実させるためには、勤務時間の充実が必要ですよと。
時間が自由にあると幸せに思うかもしれないが、それって本当?
囚人を隔離した空間に留め置き、時間を与えて、何もさせない罰を受けている現実を考えてください。
本当に幸せな時間って「あっと言う間」じゃないかい。

同じ時間の中で120%の努力をする。そんな癖をつけてほしい。
時間をギュッと濃縮する。
仕事を濃縮する。

そんなONの習慣を続けていると、OFFも充実してくるよ、とお話しをしました。
見知らぬ、おっちゃんの話を真剣に聞いてくれてありがとう!
人は話を聞いてくれると嬉しいもんですなぁ。

今週も120%頑張ってみよう。








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