生きていくための知恵とは、不幸といかに向き合っていくかの知恵。
哲学も宗教も、人間が生きていくための(不幸に向き合うための)知恵を探し出す時から始まった。

不幸と呼ぶべきか、宿命と呼ぶべきか、人間は常に病気や老化などの死と向き合って生きている。
これらの避けられぬものと、いかに向き合って生きるべきか。
数千年の時を経て、いつも我々の目の前に宿題としてある。

神の存在を創り出した人間は、やがて神に支配されるようになってしまった。
しかしそれでも、人としてどう生きるべきなのか考えなければならない。

先人たちが考え続けたように、今を生きる私たちも「生きる」を考えてみよう。





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