「古人云(いわ)く、霧の中を行けば覚えざるに衣しめる、と。
 よき人に近づけば覚えざるによき人になるなり」
道元

昔の人は霧の中を歩いていると知らないうちに衣がしめるといっている。
それと同じように、よき人のそばにいると、知らないうちに、自分もよき人になっている。

どんなに才能がある人でも、悪い集まりの中にいればその才能は開花することはない。
よき人・よき言葉・よき教えに触れていくことにこそ、自分の人生を良くしていく根源がある。


 人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、
 ひそかに自ら省み、自ら修めることである。
 人生は心がけと努力次第である。
       安岡正篤

素直な心で今日も一日過ごしたい。
よし!やるだけ。




一日(いちじつ)、示(じ)に云く、古人(こじん)云く、霧の中を行けば、覚えざるに衣しめる。
よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり。
昔、倶胝(ぐてい)和尚に仕へし一人の童子(どうじ)の如きは、いつ学(がく)し、いつ修(しゅ)したりとも見えず、覚えざれども、久参(くさん)に近づいしに悟道(ごどう)す。
坐禅も自然(じねん)に久しくせば、忽然(こつねん)として大事(だいじ)を発明(はつみょう)して、坐禅の正門(しょうもん)なる事を知る時も有るべし。
道元『正法眼蔵随聞記』五ノ四




0523
雲の渦
月が顔出し
覗く光
【まどか】