ポモドーロとはイタリア語で「トマト」のこと。
考案者のシリロはトマト型のキッチンタイマーをセットし、時間を区切って試験勉強をした。
ただそれだけなのに、抜群に集中力が増す・・・・らしい。

25分を一単位にして仕事を区切る。
これが生産性をあげるための必殺技である。なんら難しいものではない。
ただし、その25分の間は、これをやると決めたテーマに集中する。
電話に出たり、メールをチェックしたり、FacebookなどSNSで遊んだり、といったことは絶対にしない。
そして5分休憩。それだけだ。


そのポモドーロ・テクニックだが、具体的な手順は以下の6つのステップから成る。
ステップ1:実行するタスクを決める。
ステップ2:タイマーを25分に設定。
ステップ3:タイマーが鳴るまでタスクを行う。
ステップ4:タイマーが鳴ったら作業を終了し、「今日やること」シートにチェックマークを付ける。
ステップ5:5分間の休憩を取る(その際、深呼吸したり、瞑想したり、コーヒーを飲むなど、仕事とはまったく関係のないことをして脳を休ませる)。
ステップ6:ポモドーロを4回した後に長い休憩(20〜30分)を取る(次のポモドーロで新しいタスクができるように完全に脳を休ませる)。


25分という時間は、集中力に自信がある人にとっては短すぎるように思えるかもしれない。
わたしもそう考えた。
しかし、25分間集中するという事が如何に大変か良く分かった。

いくつかの仕事を並行してやるマルチタスキングは、何を見ても効率が悪いと書いてある。
実際、ゴールドラットのTOCを学んで痛感した。
仕事での効率とは、時間の配分ではなくて集中力の配分が問題なのである。



シリロの公式サイト





20200414