Googleは毎年約200万通もの就職申込書を受け取るという。
このうちグーグルが雇うのは年に数千人にすぎないから、
ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学などと比べて倍率は25倍にもなる。

そんな世界最強の集団が求める人材は、一流大卒の人よりもチームワークに優れ困難に打ち勝つ力を発揮してきた連中だという。

困難に打ち勝つ力とはどのような能力なのだろうか?
それは高学歴や知能の高さではない。外見の良さでも、身体的能力の差でもありません。
言葉で表現するとすれば「グリット」です。

「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことです。
グリットはスタミナを必要とします。1つの夢や目標を実現するために毎日毎日、朝から晩まで、夢中になって頑張り続けることです。それも1週間、1ヶ月といった短期間ではありません。
数年間ずーっとです。
頑張って、頑張って努力し続ける、そうすることで、やがて夢や目標が現実のものとなる。

しかし、ただ頑張るだけではダメで、ストックデールの逆説との言葉があるように頑張るにも心構えがある。


ジェームズ・ストックデールはベトナム戦争で7年半、戦争捕虜を経験し生還した伝説の人です。
20回以上にわたって拷問を受け、捕虜が持つ権利を認められず、釈放されるかどうかも分からないまま、
家族に再び会えるかどうかも分からない状態で生き抜いた人です。

彼はのちに、生き残った秘訣をこのように語っています。

  「わたしは自分に訪れる結末について、確信を持っていた。
   ここから出られるだけでなく、最後にはきっと勝利を収めて、
   この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験は
   なかったと語れるようにすると」

逆に「その状況に耐えられなかったのは、どういう人でしたか」
という問いに対する彼の答えは、

「それは簡単に答えられる。根拠ない楽観主義者だ」。
彼はさらに、

「そう、クリスマスまでには出られると孝える人たちだ。
クリスマスが近づき、そして終わる。

そうすると、復活祭までには出られると考える。
そして復活祭が近づき、終わる。

次は感謝祭、そして次はまたクリスマス。」
これが続くうにちに、失望だらけの中、死んでしまったそうです。

なぜ楽観主義、ポジティブシンキングだとダメなのか。
楽観主義とはある時期が来たらなんとかなる、
という根拠のない期待をし、そこに希望を見いだしているわけだからです。


現実を受け入れるのは、心が強くないとできないことです。
現実を素直に受け入れ、結末を確信できれば、あとやはり抜くだけ。

このやり抜く力をGRIT:グリットと表現します。


ジェームズ・ストックデール




1130
ふわふわと
朝の光が
泳ぐ空
【まどか】