深く考えるという癖は、藤田田さんに教えてもらったようなもの。
日本マクドナルドの創業者である藤田田さんは、当社の事務所のほんの近く、大阪・淀川区に生まれ北野中学(高校)から東大へ進んだ。
そして私が16歳の1971年7月に日本マクドナルド1号店を銀座にオープンした。
爾来、私の人生の節目にはマクドナルドのハンバーガーが隣にあった。

そんな藤田田さんからの強烈な一言は。

「身を粉にするな、頭を粉にせよ。
 最悪のあとには必ず最善がある。
 いかなる苦境にも屈しない強さを身につけていれば、おのずと道は開ける。」

田舎では常に「身を粉にして働け!」と叱責され続けてきた。
そんな青年がこの言葉に出会った時の衝撃は計り知れない。

また商売の基本も時代に合わせて変化しだしたのもこの時代だろう。
コツコツ真面目に働く美学から、実利が伴いその利で社会貢献を果たす新しい時代。

「ビジネスとは儲けることである。
 儲かるからこそ面白いのだ。
 どんなにきれいごとを言おうと、儲からなくては商売をする理由がない。
 売れないとか、景気が悪いからと言って嘆く人は、はっきり言って商人の資格がないと私は思う。」
と藤田田さんは言い切った。

お金がない苦しい時には、マクドナルドのハンバーガーで飢えを凌いだ事は一度や二度ではない。
人間、本当に苦しい時に食べていた味覚は忘れない。
またその著書を通して頭にまで栄養を頂いた。

「人生は希望を6割達成できればまあまあいい。
 7割いけば上出来である。
 8割できれば感謝すべきなのである。」

感謝です。



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キラキラと
水面を変える
空の色
【まどか】