奈良の若草山の麓に古梅園の製墨販売部はある。
創業1577年だから439年前から墨を製造販売している計算になる。

93歳のご主人に家宝であるお品を触らせて頂いた。
若主人も未だに触ったことがないと、となりで微笑んでおりました。
それほど貴重なお品を拝見することができた。

古文書解説書を指す指先は、御年93歳のご主人のものです(美しいです)


1枚目の画像の下に、「ひたすら袋に仕舞い込み、家宝として代々踏襲して子孫に・・・・」と書いてあるように殆ど布を開けることは無いといいます。
墨の製造工程に膠(にかわ)を使用するのですが、ほのかに香る匂いがなんとも妖艶です。
30年前の墨と比較するとその違いは歴然でした。

貴重なお品を拝見させていただき、また歴史の重みに触れ合う機会を頂いたことに感謝致します。



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