ももくり三年、かき八年って、その続きは?と、覚えていないものだ。

早速、「桃栗三年、柿八年」を辞書で引いてみると、
「芽生えの時から、桃と栗とは三年、柿は八年たてば実を結ぶ意。どんなものにも相応の年数があるということ」
(広辞苑第6版)

ことばの続きは色々あって、
■桃栗3年柿8年、梅はすいすい13年、柚子は大馬鹿18年、
 林檎ニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生

■桃栗3年、柿8年、柚子は9年でなり下がり、梨のバカめは18年

■桃栗3年柿8年、柚の大馬鹿18年、銀杏の気違い30年


いろんな説がありますが、臨済宗のある偉いお坊さんは、
「桃栗三年、柿八年、柚子は九年で身を結ぶ。
 梅は酸いとて一三年、蜜柑、大馬鹿二十年」と言っている。

桃や栗が実になるには植えてから3年はかかる。
柿は8年だからもっと時間がかかる。
柚子(ゆず)は9年、梅は13年、そして美味しい蜜柑(みかん)が実になるには20年もかかる。
そして最後に出てくる「大馬鹿」も20年かかると言っている。

仏教の修行は馬鹿にならないと出来ないぐらい単調な時間が延々と続くそうだ。
ただの馬鹿では務まらないし、小馬鹿だともっと無理。
そんな厳しい修行を超えた来た高僧は大馬鹿者だという。

A 当たり前のことを
B 馬鹿になって
C ちゃんとする

大馬鹿者になるため、
これからも修行に努めます。



0330
朝色に
染まる道に
春落ちる
【まどか】