この世の中に、良い会社・悪い会社はない。
あるのは良い社長と悪い社長がいるだけ。

私利私欲が前面に出て、会社を我がものと考えるか。
「組織は社会の公器である」と考え、仕事を通じて社会を良くすると考えるのでは大きく違う。
翻って考えれば、自分だけのためのビジネスを考えてる会社にお客さは来てくださるだろうか?
来てくださるワケなどない。

売れない・儲からないと嘆く前に「何のために仕事をしているのか」をまず考えるべきである。

稲盛和夫氏は
人生方程式 = 考え方 × 熱意 × 能力
で表した。
なぜこの順番なのか?
考え方がマイナスだとすると、一生懸命努力をすればするほどマイナスが大きくなるからだと聞いた。

JALのように、一流企業といえど「考え方」が間違っているだけで没落寸前まで廃れてしまう。
それは考え方が間違っていたと指摘する。

JALも東芝も優秀な人の集まり。
能力は我々以上にあり、熱意も伝統も当然ある。
だが、能力や熱意にはマイナスはない。なければ0で止まる。

しかし考え方だけはマイナスが存在する。
考え方が間違っていれば、超一流企業といえど倒産の危機に瀕する。
いや、能力や熱意が我々以上にあるからこそ巨大な赤字が生じてしまう。

ビジネスで一番重要視しなければならないのは考え方。
「なんのために仕事をしているのか」を考えなければならない。


1201
秋の色
少し散って
聞こえる冬
【まどか】