味を調える。(ととのえる)
味を調えるとは、料理の仕上げに全体の味つけを調整すること。
味つけは濃いと元にもどしにくいので薄めにしておいて、徐々に味を調える様から来ている。

ほかにも色々な表現方法がある。
味を加える。
味を足す。


修行をした和食職人さんになると「味を迎えに行く」などの表現が使われる。
良い素材を使っても無理に味をつくろうとすると雑味がでる。
それに対して手間をかけて、いらないものをなくしていくと素材は自然とおいしい味を出してくるという。

我々のビジネスも無理に味を作ろうとしていないだろうか?
いろんなものを無理やり付け加えていないだろうか?
素材そのもので勝負をするべきではなかろうか?

自分のビジネスの本質は何なのか。
サービスと称して、いま付け加えられているものは、お客様にとって本当においしいサービスなのか?
今ある「あたりまえ」を見つめ直す一日にしたい。


1110
朝色に
染まる秋の
ぬける空
【まどか】