自分の考えというものは、世間の役に立つかどうかを基準にすると判断しやすい。

アイデアや閃(ひらめき)は、そのほとんどが自分本位で考えてしまう。
それを一旦突き放して、世間という目で見てみると至らない部分が見えてくる。

「すべての人を一時的に騙すことはできるし、
 一部の人をいつまでも騙すこともできる。
 しかし、すべての人をいつまでも騙し続けることはできない。」
リンカーンが言うように、自分本位の悪知恵で一時的に儲かったとしても長続きはしないものだ。
また、一部の人をうまく騙せても、世間全体を欺くことはできない。
ものごとは結果的には、世間を基準にまともな状態になるようになっています。

反対に、頑固なひとは困りもの。
売れないのは無知な奴が多すぎるとか、「時代が俺についてこない」と言い出す。
一生懸命勉強していても、自分にこだわっている限りは成果が出ない。
なぜなら、採点(評価)は世間がするというのに、
自分を基準に考えているからいつまでたっても世の中とマッチングしない。

世間が正しいと考えれば、世間の求めに応じた考え・経営をするようになる。
これほど安心安全で確実な商売はない。


自分の考えを世間に合わせる。
これが基本。
今日一日、自分の考えが世間の感覚とズレていないかを今一度考えてみる。


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