(1)誰かを愛しても自分を失ってはならない
正しい愛とは、あなたに力を与えるものであって、あなた自身を消してしまうものであってはなりません。
そして真の愛に包まれた時に初めて、人間は情熱、優しさ、善行などを通して成長したり、目標を達成したりすることができるのです。
一人で立っていられるように強くなりましょう。
そして自分を失わないために、あなた自身で振る舞っていましょう。
ただし、時が来たら誰かと一緒に生きることができるように、賢くなりましょう。


(2)仕返しは何も生まない
仕返しをしたところで、相手の先を行くことができるようになるわけではありません。
裏切った人を許すことはなかなか簡単ではないかもしれませんが、裏切った方にも裏切られた方にも「許し」は必要であり、私たちは「許し」なしでは前に進んでいくことができません。
許すことで、裏切りによって断ち切られた心の平穏を再発見することができるのです。


(3)自分の行動は自分に返ってくる
受け取りたいものがあるならば、それをあなたが他人に与えることから始めましょう。
幸せ、自由、心の平静などは、それらを他人に与えることで必ずあなたに戻ってきます。
他人を幸せにする人ほど幸せになり、他人に助けを差し伸べる人ほど周囲から助けられるものなのです。
右手を自分に、左手を他人に差し伸べましょう。


(4)失敗から学んだ時、それは成功となる
もし、ある出来事から望んだものを得られなくても、そこからは経験を得ることができます。
どんな障害も、どんな問題も、どんな人もあなたを止めることはできません。これらの障壁は一時的なものでしかないのです。
人生であなたを止めてしまう最大の要素は、あなた自身なのです。諦めてはいけません。
地獄を見た人には、必ず天国が待っています。


(5)乗り越えることは力となる
今のあなたを作ったものは、あなたが過去に経験したネガティブな出来事そのものではなく、あなたがそれらを頑張って乗り越えてきたという事実なのです。
あなたが経験する全ての苦境、失敗、痛みは、人生のどんなに暗い局面でも、あなたに知恵や力を与えます。


(6)今でも過去の出来事で苦しんでいるのは、自分がそうさせているから
過去が悪いものであるならば、その過去に注意を払う必要はありません。
ときには、許可も理由もなく苦しみを解き放ち、幸せを感じることが必要な時もあります。
悪い過去から解放されるには、過去を捨てて歩き出すしかありません。
過ぎ去った瞬間を何度も生きていると、まだ見ぬ特別な機会を棒に振ることになりかねません。


(7)自分がなれる人間になるのに「時すでに遅し」はない
私たちはみな自由であり、いつからでも人生の目的や目標に向かって歩み出すことができるのです。
人生の目的や目標とは、単に幸せになることではありません。重要な存在になり、生産的に生活し、役に立つようになることを通して、世界に違いを作り出すことが大事なのです。
人生は常に変化していますが、その中で成長するかどうかはあなたが選ぶことです。
賢明な選択をしましょう。今この瞬間から。


(8)情熱は重要である
もしあなたの夢と、周囲の人があなたに合っていると言うことが合致していない時には、必ずあなた自身が幸せだと思える道を行きましょう(自分以外の人を幸せにしたいと思うのでなければ)。
そして何をするにしても、お金に目がくらまないようにして、あなたがやっていて幸せなことをするようにしましょう。
お金では買うことのできない価値あるものを追い求め、そこからそれに関連した職業へと繋げていきましょう。


(9)痛みには価値がある
山は、山頂に着くまでの苦労があって初めて、山頂からの景色の価値がわかるようになります。
人生も、苦しみを経験して初めてその価値がわかるものです。愛も、寂しさを経験して初めてその価値がわかるものです。
幸福も、悲しみを経験して初めてその価値がわかるようになります。


(10)望まないものが必要なものであることもある
時に、あなたには変えることのできない物事が、あなたをいい方向に導いてくれることがあります。
外で起こる出来事を、常にコントロールしようとするのはやめましょう。
辿り着きたい場所に辿り着くことは難しいことです。
しかし、あなたが辿り着くべき場所には必ず辿り着くのです。


1014
蓋をする
稲穂を揺らす
秋の風
【まどか】