「逆境−それはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である」

松下幸之助が、著書「道をひらく」で述べている言葉だ。

しかし、我々凡人には、試練の真っ只中にあって心が沈んでいく時に、
そこにどう言う意味があるかを考えようとしても、考えられるものではない。

逆境に意味を見出すには、落ち込んでいる状態を底打ちする必要がある。
言い換えれば恐れ、怒り、劣等感、罪悪感といった負の感情をセルフコントロール出来るようになること。
だが、頭で分かっていてもネガティブ感情に支配されている時には、負の感情に支配されていることすら判らない。

そのドン底状態を抜け出すために、自分の外側から自分を見つめて、今の自分の状態を「診断」する習慣をつける。
お腹が痛い時に、「胃腸炎」と病名がはっきりしたら、痛いのは痛いのだがスッキリした気分になる。
同じように、自分の感情に名前をつけていく。

今、このモヤモヤは、怒りの感情だ。恐れの感情だ。劣等感の感情だ、と。

おっ!、また恐れの感情がやってきやがった。
来るなら来やがれ、このやろう!・・・・と思えた時に、飛躍的に上へ伸びる。


but if he behave himself patiently in the time of adversity, then is there hope of great progress.



0209
朝焼けに
卵を落とした
青い空
【まどか】