「初心忘るべからず」
は、世阿弥の有名な言葉である。

世阿弥は、足利義満の支援にて能を大成させた、偉大な芸術家である。
今の時期、薪能を鑑賞しに行けば、世阿弥の幽玄能に出会うことが多い。

その世阿弥が残した言葉の中で「初心忘るべからず」は余りにも有名です。
この初心とは「物事を初めたときの気持ちを忘れるな」ではなく、
芸の道に入って修行を重ねている段階での「未熟」さのことです。
芸事には、入門したばかりの時の無知、中級レベルになっての未熟さ、
名人と言われる一歩前の未熟さ、その時々に完成されていない自分の至らなさがあります。

一生を通して芸事に親しみ、その時点での至らなさを自覚し、なお稽古に励み、より高みを目指す。

そういう意味で考えれば、初心とはふりだしに戻ってしまうことではなく、
自分が本来到達すべき地点を見渡す踊り場だと考えるのが良いと思います。

もうひと頑張りだと自分を励ます言葉なのでしょう。

世阿弥Wikipedia


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