贔屓(ひいき)とは、龍が生んだ9頭の子供の一つで、その姿は亀ににいている。
重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられたものが現存している。
贔屓


言葉での贔屓とは、自分の気に入った者に対して肩入れし、援助することである。
贔屓をしてくれる人のことを贔屓筋(ひいきすじ)などと呼んだ。
相撲のタニマチや宝塚女優、歌舞伎役者の後援者などが存在する。

また、学校の教師などが特定の生徒を差別的に厚遇することを依怙贔屓(えこひいき)と呼ぶ。
教育の場では公平でないとの理由から、忌み嫌われてきた感がある。

しかし、商売においてはこの贔屓・依怙贔屓が重要な役割をもっている。
贔屓にしてもらえなければ、店は繁盛しないし、ものが売れない。
日々、お客様から依怙贔屓をされるように苦心をする。
現実の世界では贔屓をされなければ生き残っていかない。

そんな「贔屓」とは、を考えている中で、たまたま一昨日泊まったホテルに、備え付けの聖書と共に仏陀の書があった。

「親はどれほど多くの子供があっても、そのかわいさに変わりがないが、
 その中に病める子があれば、親の心はとりわけその子に惹かれてゆく。
 仏の大悲もまた、全ての人々に平等に向かうけれども
 ことに罪の重いもの、愚かさゆえに悩めるものに慈しみを憐れみとをかける。」
The Teaching of BUDDHA P41

贔屓・依怙贔屓は、不公平の意味として用いられることが多かったが、ブッダが説くように慈しみもかけるべき人を選ぶ。
それは不平等でもなんでもない。
必要だからこそ、差をつけるのだと。

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雨の後
跳ねる光り
空の色
【まどか】







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