爽やかなイメージが広がる、今の季節に似合う、大好きな詩ですが、
勘違いしている人が多々いらっしゃるのでは?と、額を飾っている場所を見つけて疑問に思う。
と、いう私も最初は青々した高原をイメージしていたのですが、墓場と知って愕然とした記憶があります。

出典は、江戸時代末期の詩僧・釈月性(しゃくげっしょう)の「将東遊題壁(まさにとうゆうせんとしてへきにだいす)」という漢詩。
  男児志を立て郷関を出ず  
  学若し成る無くんば復た還らず 
  骨を埋むる何ぞ墳墓の地を期せん
  人間到る処青山あり  
の一節。、

人はどこで死んでも青山(墓)とする所はある。故郷を出て大いに活躍すべきである、との意。
ちなみに「人間」は、人の住む場所を表し、「じんかん」と詠む。

  男兒立志出郷關  
  學若無成不復還  
  埋骨何期墳墓地
  人間到処有青山
僧釋月性「將東遊題壁」


大切なことは表側の爽やかさに囚われず、本質を理解すること。
長く続いてきた言葉って、重いですね。

私も田舎から出てきた一人。
この詩に励みをもらい、
青山に身を委ねるまでもうひと頑張り。

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