広々した宇宙に、正道が一本貫いている。
人間の目から見れば、文明国あり、野蛮国ありだが、天から見れば、そんな区別はない。
文明国に道徳を守る性質があり、野蛮国にもまたある。

  (中略)

天がどうして、ある者には厚く、ある者には薄く与えるとか、
またある者を愛し、ある者を憎むというような差別をしようか。
しはしない。
これが正道は一貫している所以である。

  (中略)

正道が、、中国の文字に有りというのは、大いなる間違いである。
試みに考えてみたまえ。
世界の内で、中国と同じ文字を用いている国がいくつあるか知らないが、
その国々には治もあり、乱もあって、中国と異なるところがないではないか。
その他、横文字の国もまた道徳を守る性質や人倫の道を備えていて、
この世に生を養い、また死を送っているのである。

こう考えてくると、正道は中国の文字ばかりあるのでは決してない。
どうして天が、彼を愛厚し、これを薄憎するような差別があるといわれようか。
天の正道は世界中いずれの国にも一貫しているのである。

言志録(訳:川上正光)





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