人生において、失敗は成功よりも身近なものだといえる。
失敗をすること自体は、人間の常として一面やむを得ない出来事ともいえる。
しかし、その失敗が自分にとって極めて深刻な場合は、
それを気に病んで悲観し、思い余って自分の生命を縮めるような姿さえ実際には見られる。

しかし物事を融通無碍に物事を考えることができたならば、
そういう不幸な姿に陥ることが避けられたかもしれない。
たとえその失敗が深刻なものだとしても「失敗は成功の母」などと考え、
失敗を活かしていこうと思い直すことができるかもしれない。

すなわち、ひとつの固定した考え方に陥って思いつめるという姿から抜け出し、
大失敗は大失敗だが、しかし死ぬほどのこともない。
努力すればまたなんとかなるだろう。
死んだつもりで一生懸命やってゆけば、そのうち良いことも生まれるだろう。
などと、失敗を本物の成功の母に育てていくこともできる。

物事の行き詰まりは誰にでも訪れるもの。
行き詰まらずして、融通無碍に処していくことができるよう流れに身を任せる。
流れる水はいかなる障害物に対しても、くるくると回って流れ続けていく。
融通無碍とは、心の中に水の流れのような素直な心を持つことだと理解している。





【融通無×碍】ゆうずう‐むげ 〔ユウヅウ‐〕
[名・形動]考え方や行動にとらわれるところがなく、自由であること。また、そのさま。「―な(の)考え」「―に対処する」
▽「融通」は滞りなく通ること。「無碍」は妨げのないこと。「碍」は「礙」とも書く。




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