6812ca17.jpg他人から伝えられた数値には、バイアスがかかっている理解したほうが良い。

例えば、スーパーや百貨店の食品売り場を眺めると国内産の食品ばかりが目に付くが、新聞などでの食料自給率は40%だという。
どう見ても半数以上の外国産食料品が入っているようには見えない。
特に卵の自給率は9%と言われて、納得するほうがおかしい。
これは、卵自体は国内で生産されているが、ニワトリのエサは海外からの輸入に頼っている為。カロリーベースでの食料自給率では、飼料が大きな数字になるんだと、調べないと分らない統計数字でした。

農林水産省発表の「食料自給率」では、輸入飼料を使うと国内食品自給率は下がります。
これにより、「国内の自給率を上げましょう」と予算が取りやすくなります。
即ち、自分たちの都合の良い数字が出来上がります。
「食料自給率」の計算方法には3種類ありますが、世界の中でカロリーベースで自給率を算出しているのは韓国と日本だけのようです。

このように政府発表の数値でも何らかのバイアスがあると思って数字を見る習慣が必要です。



農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html
国内自給率データーマップ http://www.foodpanic.com/index2.html