c08fac32.jpg私たちは幼い頃、親からいろいろなメッセージを受けました。
その親のメッセージは大きく5つに分類されます。
それらは「ドライバー」と言われ、まるでアクセルを踏み込むかのように無意識に、習慣的にこのメッセージに従う行動を取ります。
ドライバー行動はある程度はうまくいくこともあります。
しかし往々にして行き過ぎてしまいうまくいかなくなります。
それらは、
1.完全であれ
2.人を喜ばせよ
3.強くあれ
4.努力せよ
5.急げ
です。

1.「完全であれ」のメッセージを持っている人は、何をするにしても完全を目指します。またそれを他人にも要求します。
ただ、はじめから完全にできないとわかっていることにはチャレンジしません。
そしてすべてにおいて完全ではなく、こだわりがあります。
例えば掃除に関して完全でないと気がすまないが、洗濯はいい加減というようにです。

2.「人を喜ばせよ」のメッセージを持っている人は、自分の欲求よりも他人の欲求を優先しお世話をします。
例えばパーティーでせっせと仲間に食事を勧めますが、自分は食べません。
パーティーが終わるとどっと疲れが出てくるような人です。
よく犠牲者であると感じ、何でいつもこうなるのだろうと思っています。
あまり自分を主張しません。

3.「強くあれ」のメッセージを持っている人は、とても我慢強い人です。
弱みを見せてはいけないと思っています。
だから他人に頼ったり困った時にヘルプを出したりできない人です。
感情はあまり表しません。

4.「努力せよ」のメッセージを持っている人は、何事も努力しないといけないと思っていますが、実際には行わない人です。
言葉では頑張りますといますが、行動に移せません。
もしくは努力をして結果を出すのですが、満足することなく次から次へと努力をし続ける人です。

5.「急げ」のメッセージを持っている人は、何事も早くしないといけないと思っています。しかもそれを他人にも期待します。
電話をかけると相手が早く出ないといらいらする人です。

松井直輝(泉新学園・園長 )