47a98dec.JPG私は70円の資本で独立し、4畳半の間借りの部屋で仕事を始めました。
ところが売れるだろうと思って作ったものは全く売れません。
ものの見事に失敗してしまい、やはり、こんなことをやるんじゃなかったと後悔しました。

悩んだあげく、“もういっぺん”やってみようと再起の方法を考えました。 
最初の資金は使い果たしてしまっており、仕方なく、家内の着物を質に入れ、
とにかく“もういっぺん”やってみました。
幸いこれでその時は何とかしのぐことが出来ました。


しかしその後も、何度行き詰ったか分かりませんが、
結局“もういっぺん”、“もういっぺん” 
の繰り返しが、現在の松下電器になったのです。