堀江貴文氏が衆院選出馬のニュースに際してITベンチャーの若造が運良く大金持ちになって、さらにその知名度と手持ちの金を生かして政界に参加しようとしていると聞くことが多くなった。

しかしながら十数年間ベンチャー企業のトップの方々と会う機会が多く彼らの考え方に接する機会の多かった私から言えば、ほとんどの経営者が自分のビジネスを通して行政のあり方や社会の改革を真剣に考えている方々である。

一例とお名前をお借りするならば、「 グッドウィル・グループ」の折口雅博氏は巨大ディスコ「ジュリアナ東京」、「ヴェルファーレ」 の仕掛人として有名であったが、24時間在宅介護の事業に進出するときに随分と批判を受けた。
その殆どが「行政で事足りている福祉事業に金儲けのグッドウィルが参入するのは怪しからん!」との意見が圧倒的多数だった。

しかしながら、本当に介護を必要とする家庭においての問題点は、学者や行政が用意した解決方法では何の役にも立たなかったのだ。寝たきりの方用にこのようなお風呂を提案させてくださいと言っても法律だとか行政の壁があってよい品でも採用が難しかったのが実情だ。
それでも結果的には折口氏は24時間介護の「コムスン」を日本一の福祉事業会社に育て上げ、介護を真剣に必要としている顧客からの圧倒的な支持を得ている。
「事足りている」と声高に批判を繰り返してた評論家や行政関連側の人たちはどうしたのだろうか?

新しいビジネスを展開するときに、必ずといっていいほど、行政との問題、法律や制度との問題など、解決しなければ会社が前に進めない問題に当たるのである。だから、ベンチャー企業の経営者たちは、否が応でも、すべての問題の根底にある日本の政治というものに目を向けることになる。


さて、グロービス代表の堀義人さんのBlogで、衆議院選挙に向けて、若手起業家からの提言-「YES運動」ということを提唱された。大賛成だ!さっそく参加!



   日本を変えよう!
   僕たちならできるから。

   今、僕らが立ち上がり、
   もっと積極的に発言し、
   選挙に行き、
   改革を進める人々をサポートすれば、世の中を変えられると思う。


 
    「選挙に行きますか? YES!」
    「改革を進めたいですか? YES!」
    「もっと発言しませんか? YES!」

     ――それが YES!PROJECT ――



YES! PROJECT